開運風水で運気を上げるvol.１【玄関・トイレ・浴室・洗面所編】 / 九星気学 Plus+/ 鑑定士ナオミ占い風水

あらゆる環境を整えることによって運気を上げていく、これが開運風水です。
環境というと、住まいを想像する人が多いと思いますが、実は住まいだけではなく、誰と会うか、何を着るかや、食べるもの、話すこと、どういう場所で眠るか、など、身の回りのすべてを環境としてとらえます。
今、運が良い人も、そうでない人も、あらゆる状況は開運風水を取り入れていけば運勢のリカバリーが可能ですよ！
無理をすることはありません。楽しそう、やってみようかな、と思えることがあったら、できそうなことから少しずつ自分の生活にプラスして楽しみながら運を育てていただければと思います。

開運風水とは

風水とは、約四千年前に中国で発祥した「気」の力を取り入れた環境学です。
風水は、「風」と「水」とかきますが、風と水の環境を整えると「気」のバランスが整い、よりよく生きていくための良い気が満ち溢れて、そこから心身が整い、その結果、運が育つというものです。人が生きていくために必要なものは、「風（空気）」と「水」です。

風や水が多すぎれば、風害・水害となりますし、少なすぎても災害となりますから、そのバランスをとることが重要です。
個人にとって影響が大きい場所である「住まい」の風=換気や、水=水場の掃除などは少なくとも整えることが大切といえるでしょう。
環境は、心地よい流れをつくることが大事です。例えば、私たちに必要な水は、流れないと淀み、濁ります。すると、そこから気が淀んでいってしまいます。
「気」というと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、例えば、「なんか良い雰囲気だよね」とか「今日は気分がいい！」などといいますが、見えないけれど誰もが感じるのが「気」です。

お金の流れにも同じことがいえます。お金は貯めるばかりだと、気が淀み、人の妬みや嫉みが発生するといわれています。金は天下の回りもの、とまではいいいませんが、楽しみごとに使ったり、時にはお世話になった人へ御礼を送ったり、家族や友人などに誕生日プレゼントを渡したりなど、人が喜ぶためにお金を使うことで、さらなる金運の発展につながります。
海外のスターはよく慈善事業へ寄付をすることを耳にしますが、お金の気を淀ませず、回すことを自然と知っているのかもしれません。

開運風水では、自分の身の回りのことすべてが環境＝風水ととらえます。
衣・食・住のほか、誰と会うか、どこに行くかなどの行動もすべて自分の環境ととらえます。
ありとあらゆる自分を取り巻く環境を使って運を良い方向へ変化させていく、いわば、開運のための環境学であり、行動学なのです。
「環境こそがその人の ‘’人となり‘’ をつくり、それが運に直結する」、これが開運風水の基本的な考え方です。

本来持って生まれた宿命は、残念ながら変えることができません。変えることができないというよりは、変えようがないといった方が正しいかもしれません。
それは、宿命とは、どこの国で生まれたとか、誰のもとに生まれた、とか長男で生まれた、などだからです。しかし、同じ生年月日に生まれたからといって、同じ人生を歩むわけではありません。
そこには、環境が大きく関わっているのです。
要するに、環境を変えることで、自分の運勢を変えていくことができるのです。
開運風水は、自分に影響を与えるバックグラウンド、環境そのものを良い方向へ軌道修正していき、運気を整え、運勢を上げていく開運アクションといえるでしょう。

Entrance　玄関

玄関は、おうちの顔です。いうならば、人間でいうと、顔の真ん中のようなものです。私たちの顔が、明るく元気だったら良い運気を呼び込みますし、その逆で、顔色が悪くて暗い陰気な顔をしていたら誰からも声をかけてもらえないかもしれません。

家の玄関も同じです。明るくて清潔な空間にしておくことで良い気を呼び込んでくれるのです。北向きの玄関など、日があたらない場合は、一日中玄関ライトをつけておくと運気の補充になります。

置いた方がいいもの、置かない方がいいものなどありますが、とにかく綺麗に明るく整然としておくことが一番です。いくら運気の良いものを置いていても、汚れていて暗かったら効果を発揮しません。
車輪のあるもの、例えば、自転車、ベビーカーなどは玄関に置くと事故やケガをしやすくなりますので別の場所に置きましょう。万一、移動ができない場合は、見えないようにカバーをかけるといいでしょう。

鏡は、陽の気を増幅してくれます。玄関に入って右に置くと、出世運・名誉運・出世運、左に置くと金運アップです。中央は、入ってきた運気をすべて跳ね返してしまうので避けましょう。また、名誉運も金運もほしいからといって左右両方に鏡を置いてしまうと合わせ鏡となり、これもまた運気を跳ね返してしまいますので、どちらか1か所にしてください。

玄関マットは、必須です。邪気を家の中に入れないように玄関マットがひっかけてとどめてくれる大切な役割をしてくれています。おうちで洗えるものを選び、そこについた邪気を祓うためにこまめに洗濯すると良いです。

Toilet　トイレ

トイレは、風水的にどこの場所にあっても凶といわれていますが、最低限、鬼門（北東）、もしくは、鬼門ライン（北東～西南を結んだ線上）にない方がいいといえます。とはいえ、昨今のマンション事情ではそうはいかない間取りが多いのが現状です。毎日の掃除を欠かさずすること、トイレには、トイレ専用のスリッパとマットを置きこまめに洗濯と換気をしていれば問題ないといえるでしょう。

トイレ掃除は、金運アップをもたらすといわれています。
ヒット曲にもあるように、トイレには本当に“トイレの神様”がいらっしゃいます。
その神様のお名前は、烏枢沙摩明王（うすさまみょうおう）さまです。
金運・財運を上げてくださる御利益のある神様で、その家の主（一家の世帯主）が素手で掃除を行うのがいいとされています。

金運だけとは限らず、今その人に一番必要なものを与えてくださるともいわれています。ある人は、人脈を与えていただいたと仰っていました。今まででは絶対に会えないような人に会うことができ、そこから交流が深まり、人脈が広がり、その結果、金運がものすごく上がったと聞いています。

その他、婦人科系の病気を祓ってくださったり、子宝を授けてくださったり、その後安産へ導いてくださるなど、女性にとって嬉しい功徳も与えてくださるとされています。

烏枢沙摩明王さまの御真言は、「オンクロウダノウウンジャクソワカ」です。掃除を行う際に、この御真言を唱えながらするとより良いです。
また、金運を上げてほしいという自分の欲を前面に出すよりも、烏枢沙摩明王様がこのトイレで快適に過ごせますようにと心を込めて掃除を行うと良いでしょう。汚れに対して真摯に向かえば向かうほど、神様に好かれるという説があります。

トイレの空間をキレイに保つように、こまめに換気をしたり(可能であれば２４時間換気がベターです)や、セージなどのお香を焚いたり、場を清める作用がある盛り塩を置くのもオススメです。

そしてもう一つ、トイレの神様の話です。烏枢沙摩明王さまはトイレの蓋に座っていらっしゃるという説があります。お金持ちの家の共通点は、トイレの蓋が必ず閉まっているという話を聞いたことはありませんか。
トイレの蓋が開いていると、烏枢沙摩明王さまが座れず居心地がよくないそうです。トイレの蓋が閉まっていると、そこに枢沙摩明王さまがお座りになってゆっくりくつろぎ福を授けてくださるとも。想像すると、なんだか可愛らしくて愛着がわきませんか。
思わず、トイレの扉を開けたときに、「烏枢沙摩明王さま、失礼します。トイレをお借りします」と言いたくなりますね。

Bathroom　浴室

バスタイムは、シャワーで済ませるのでなく、湯船に浸かりましょう。毛穴が開くとそこから一日の邪気が排出されていきます。シャワーだけですと、身体の表面の汚れしか落ちませんのでできるだけ湯船に浸かる習慣をつけると良いです。
浴室は、身体の汚れを洗い流すだけではなく、その日についた厄や悪い運などを一緒に洗い流す場所です。

今日はちょっといやなことがあった、というときは、湯船に、バスソルトや日本酒をいれて入浴するのが効果的です。バスソルトを使用したときは、出る前に排水溝や風呂釜に塩分が残らないように、多めの水でよく流しておくと安心です。

手っ取り早くその日の厄を祓いたいときは、塩でササっと身体を清めましょう。左、右、左、の順序で肩あたりからひとつまみの塩を祓いかけ、その後シャワーで流します。それでもさっぱりしない場合は、頭頂部を中心に頭皮全体に塩をすりつけるようにもみこんでからシャワーで流すとさっぱりします。また、邪気は足首から下にたまりやすいとされていますので、最後に冷水のシャワーを足首からつま先へとかけるもの有効です。

また、バスルームは、愛情運に関わる風水的に重要度の高い場所です。
夫婦や家族の愛情にかかわる家族運、そして、恋愛運や結婚運にも影響を与えるといわれていますのでこまめに掃除と換気を徹底したい場所です。蛇口やシャワーヘッドのなどのステンレス部分を磨き上げ、身体をきれいに洗うために使用する洗面器や、腰かけるための風呂椅子などの道具を清潔にすることで健康運に非常に良い影響を与えます。また、鏡は水滴の跡が残りやすい場所ですが、綺麗にしておくと美容運がアップします。

入浴を終えたら、掃除をしましょう。お掃除後は、５０度以上の熱いお湯をシャワーでかけたあと、冷水で流すとカビの防止になります。そして、水滴をふき取る習慣をつけると良いです。カビだけではなく、水滴が残っているのは、風水的には良くありません。
換気は、よほど窓が大きくて風通しが良い以外は、２４時間換気扇をつけておくのがベストです。
そういえば、以前、テレビで、福山雅治さんが、水滴が残っているのがイヤで、お風呂の後は必ず専用の拭き取りワイパーで水滴をとっていると仰っていました。成功者は、風水を知らずとも体感でわかるのかもしれませんね。

Wash room洗面所

洗面所は、トイレやお風呂場と同じように厄を落とすための空間です。手を洗い、顔を洗い、歯を磨く場所で、これらは邪気（悪い気）を落としていることに繋がるのです。邪気を落とすことを考えながら手や顔を洗ったり歯磨きをしたりする人はなかなかいないかもしれませんが、気づかない間に邪気が落ちていく場所といえるでしょう。

掃除をついつい怠っていると、ヌルヌルしたり、悪臭を発生したりしてしまうのが排水口です。悪臭が発生している場合は、悪い気がそこから発生している、ということになります。また、排水の流れが悪いと、邪気がスムーズに流れていかず、場合によってはそこにこもってしまうので排水口の流れは常にスムーズにしておくことが大切です。
さらに、排水口の詰まりは禁物です。悪い気が流れていかなくなってしまうため、すべての運気が下がってしまうという、風水的にはかなり気をつけたい場所の一つですのでそうならないように心がけましょう。

排水口の詰まり・悪臭はすべての運に直結しますので、定期的に排水口洗浄剤などを使って掃除をし、常に流れの良い清潔な排水口を心がけてください。
排水口の詰まりは、運の詰まり、特に人間関係の滞りに繋がっていくともいわれています。最近周囲の人と上手くいかないなという人ほど、排水口が汚れていたりゴミがたまっていたりします。運を滞らせると出会い運の低下にも繋がってしまいます。
日々の掃除では、台所洗剤で洗っていればたいていの汚れは落ちますし、落ちない場合は、重曹をササっと振りかけて熱めのお湯で洗うとあっという間に綺麗になります。やけどをしないように、ゴム手袋をするなどして気をつけてください。

そして、洗面所は美容運にもっとも影響を与えるといわれる場所です。
その中でも、一番重要な場所は鏡です。
汚れた鏡に映るものは良くない気を増幅させてしまうので、飛び散った水なども含め綺麗に拭きましょう。磨いてピカピカになった鏡に自分の笑顔を映すことが美容運アップに繋がります。気をつけていただきたいのが、洗面所でのメイクです。洗面所は厄落とし空間なので、ここでメイクをするのはNGです。厄が落ちている空間でメイクをしてもキレイにはなれないといわれています。

さらに、洗面台の蛇口などの金属部分や蛇口周りの汚れは美容運、そして、金運に影響します。
洗面所は全体をこまめに掃除し、いつもピカピカの気持ちの良い空間を心がけるようにしましょう。

風水では「植物はダメージをカバーして陽気を補う」と考えます。ミニグリーン、もしくは、切り花を1輪、小さな花器やコップに挿して洗面台の上に置くと洗面台周囲のダメージをカバーしてくれます。
また、照明が明るいと、邪気が飛んでいきやすいので、洗面所の照明は、明るく照らせる状態にしておくことが大切です。