金運や財運にとてもご縁が深い日といわれている特別な日、「己巳の日」をご存じでしょうか。
巳の日は十二支の「巳」が割り当てられた日であり、12日ごとにやってくる日です。
その中で十干の「己(つちのと)」とこの「巳の日(みのひ)」が重なる日を己巳の日といい、巳の日のなかでも特に縁起の良い日とされています。
更なる金運・財運に期待できる日となります
年に6回のみ訪れる金運最強の開運日を知って、金運・財運を高めていきましょう。
※「己巳の日」は「つちのとみのひ」と読みます。
目次
- ①己巳の日(つちのとみのひ)ってどんな日?
- ②己巳の日(つちのとみのひ)と神様
- ③己巳の日(つちのとみのひ)にすると良いこと
- 1.財布を整理して綺麗にする
- 2.弁財天に参拝・銭洗い(ぜにあらい)・種銭(たねせん)
- 3.東京近郊の銭洗いができる神社
- 4.宝くじを購入する
- ④2021年の己巳の日(つちのとみのひ)はいつ?
- ⑤己巳年生まれの人の特徴
- ⑥己巳年生まれの有名人
①己巳の日(つちのとみのひ)ってどんな日?
己巳の日は、十干の6番目である己(つちのと)と、十二支の6番目である巳(み)を組み合わせた干支(十干十二支)のことです。
甲乙丙丁…から始まる十干と、
子丑寅卯…から始まる十二支の、
六番目同士の組み合わせになります。
己巳の日は、この2つが重なる『60日に一度』巡ってくる日のことをさし、とても縁起が良い日と考えられています。
「己」と「巳」が重なる日は60日に一度、すなわち、年に6回だけ巡ってくる金運や財運の最強開運暦です。
およそ2ケ月に一度しかこない貴重な日のため、とくに縁起がよく金運が上がる日とされています。
己巳の日は金運が上昇する日とされている由縁は、十二支「巳」は財運の神様としても知られる七福神の一人「弁財天」の使いの蛇を表しているとして知られ、弁財天の化身ともいわれています。
そのため、蛇は財運の神様でもあることから、「蛇の抜け殻」を財布に入れておくとお金がたまる、ともいわれています。
己巳の日とは、干支を月日としてあらわした日で、干支は、十干と十二支の組み合わせから構成されています。
「干支」はこの、十干の「干」、十二支の「支」を合わせて干支(かんし)という言葉になっています。
干支は毎年変わります。年賀状などに描かれる十二支の動物が毎年変わっていくように、
十干も毎年変わっていきます。
十干は、「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の10個から構成されています。
一番目を「甲子(きのえね)、」二番目を「乙丑(きのとうし)」、三番目を「丙寅(ひのえとら)」、四番目を「丁卯(ひのとう)」、五番目を「戊辰(つちのえたつ)」、六番目を「己巳(つちのとみ)」・・・と続き。60番目が「癸亥(みずのとい)」となります。
自分が生まれた干支は60年後に巡ってくるのですが、これを還暦といいます。
干支は60種類存在し、年でいえば60年、日でいえば60日となります。
己巳の日は、十干の「己」と十二支の「巳」が重なる日を表します。
この己巳の日は、60日に一度しか訪れないため、貴重と考える人が多いのです。
以下の表のように1~60で一周します。
十干十二支の「十二支(じゅうにし)」は年賀状や生まれ年などで使われているので多くの方がご存じだと思いますが、
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12体の動物が割り当てられています。
私たちは日頃これらを干支(えと)と呼んでいますが、正確には十二支(じゅうにし)と呼びます。
これらを組み合わせた干支(十干十二支)は、暦(年月日)や時間などを表す際に用いられます。
※干支など、より詳しい説明はこちらです。
②そもそも干支(十干十二支)とは
③干支(十干十二支)の意味
https://pluskigaku.com/kaiun/kaiun-5/
②己巳の日(つちのとみのひ)と神様
「巳」は蛇のことで、蛇は弁財天(べんざいてん)の化身、または使いといわれています。
弁財天は芸術や学問のほか、財福や商売繁盛の神様とされていて、12日に一度巡ってくる「巳の日」にお金に関する願い事をすれば、使いの蛇が弁財天に願いを運んでくれるので金運が上がるといわれています。
蛇の抜け殻を財布に入れると金運がアップするといわれているのはそのためです。
そして、60日に一度巡ってくる「己巳の日」は、弁財天の縁日(えんにち・神仏と縁のある日、由来のある日)で、さらに縁起が良く金運が上がるといわれています。
五行思想で十干の「己」は土の気をもち、土は金を生みだすといわれています。
巳の日にお金に関する願い事をすれば金運がアップしますが、巳の日に己の日が重なることで土の気が加わるため「己巳の日」は、より多く「お金を生み出し」、さらに「貯まる」、という意味が加わり、大きなご利益を期待できるのというわけです。
③己巳の日(つちのとみのひ)にすると良いこと
1.財布を整理して綺麗にする
己巳の日は、財布の中身を見直して整理する日としておすすめです。
金運が大きく関係している日のため、財布の中を綺麗にすることによってお金が引き寄せられやすくなるといわれています。
レシートなどは入れっぱなしにしないようにしましょう。
余計なものは出して、綺麗なタオルで優しく財布の内外を拭き、お金が居心地の良い空間をつくるといいです。
銭洗いをしたお金を財布の中に入れておくと種銭が出来るといわれていますので、お金がたまりやすいともいわれています。
2.弁財天に参拝・銭洗い(ぜにあらい)・種銭(たねせん)
「銭洗い(ぜにあらい)」とは、お金を洗って清めることです。
銭洗いをなぜするかというと、お金を洗うことで「不浄」が流されお金を清めることができ、洗ったお金は綺麗な状態であることから種銭に変わるといわれています。そのご利益で財福が増えるという信仰です。
可能であれば、新札の一万円を1枚用意しましょう。
銭洗いをさせていただける神社では、お金を洗う時に使用するためのザルやカゴを準備してくださっていますので、そこに一万円札を入れて、水を3度ほどかけて洗い清めます。
お札の全体を洗うのではなく、一万円札の端の方を少し濡らすだけでいいといわれています。濡れた部分は、ハンカチやタオルなどでふき取ってお財布の中にしまいます。
※一万円がない場合は、その時自分が用意できる最高額のお札や硬貨でもいいといわれています。
※参拝をしてから銭洗いをしましょう。
※白蛇を祀っている神社で洗うとより効果があるされています。
銭洗いで清めたお金を「種銭(たねせん)」といいます。
種銭は使うためのお金ではなく、財布の中に常に入れておくものです。
財布に種銭を入れておくと、その種銭がお金の仲間を呼んでくれる、お金の仲間が集まってくるといわれ、お金が貯まりやすくなるとされています。
※神社によっては、
・人のために使うと徳が積まれる。
・お札は財布にしまい、小銭は肌身に持たず世の中にばらまくつもりでたくさんの人々の幸せを願って使うと、さらにご利益は倍増する。
・使ったお金は巡り巡って何倍にもなって自分の元にかえってくる
など、使った方が良いという説明もあります。参拝なさる神社の教えにならうのがいいでしょう。
これからお金を貯めていきたい!増やしていきたい!と考えている方には、この効果的な「己巳の日の銭洗い」がおすすめです。
3.東京近郊の銭洗いができる神社
◆上神明天祖神社(蛇窪大明神)
https://hebikubo.jp/
◆小網神社
https://www.koamijinja.or.jp/
◆品川神社
https://shinagawajinja.tokyo/
◆井の頭弁財天
https://www.inokashirabenzaiten.com/
◆江の島神社
http://enoshimajinja.or.jp/
◆鎌倉 宇賀福神社
https://www.trip-kamakura.com/place/195.html
その他おすすめ
◆不忍池 辯天堂
http://bentendo.kaneiji.jp/
銭洗いはありませんが、金銭の「融通」をお願いするお守り「融通守銭」が有名です。
お金の融通がききやすくなる、お金に苦労しない、といわれるお守りです。初穂料は100円、財布の中などに入れて携帯します。
4.宝くじを購入する
根強いファンが多い宝くじですが、たびたび購入する人は、ゲン担ぎとして己巳の日に宝くじを買うと決めている人が多いというのはご存じでしょうか。
己巳の日は弁財天の御加護を受けやすい日であり、開運の日でもあるとされています。
一粒万倍日や天赦日、六曜の大安など、己巳の日以外にも開運日といわれる日がいくつか存在しますが、金運アップに関してはこの己巳の日が一番効果が期待できるとされています。
ですが、留意しておきたい点があります。
己巳の日は、60日に一度しか巡ってきません。
宝くじを購入する予定のある人は、日にちをチェックしてできるだけ逃さないようにしましょう。
④2021年の己巳の日(つちのとみのひ)はいつ?
2021年5月以降の巳の日(黒字)と己巳の日(紫字)
5月9日(日)、21日(金)
6月2日(水)、14日(月)、26日(土)
7月8日(木)、20日(火)
8月1日(日)、13日(金)、25日(水)
9月6日(月)、18日(土)、30日(木)
10月12日(火)、24日(日)
11月5日(金)、17日(水)、29日(月)
12月11日(土)、23日(木)
よって、2021年5月以降の己巳の日は、
5月21日(金)
7月20日(火)
9月18日(土)
11月17日(水)
になります。
※巳の日より己巳の日はさらに大きなご利益を期待できるといわれています。
⑤己巳年生まれの人の特徴
己は「田畑、平地」、巳は火の性質で「初夏」の季節をあらわします。
己巳は「夏の始まりの田畑」を意味しています。
人当たりも柔らかく温厚な人柄です。内面は頑固な面があり、いったん決めたことは絶対に譲らない芯の強さがあります。
決して気の強さは表面に出さず、万事柔軟に対応できるので人が集まりやすいです。
また、持って生まれた運が強いタイプといえます。
育ってきた環境が厳しい人ほど、大人になってから運が伸びるのも特徴の一つといえるでしょう。
田畑は大地から下、土の中にいろいろなものを埋めています。
そのため、己巳生まれの人は、能力を内々に隠しています。
火の性質により、人を引きつける魅力もあります。
隠しているのは能力だけではなく、 自分の弱さや愚痴なども含まれます。
心の内の不安や動揺が地上(表面)に出にくいため、落ち着いていて器用な印象を与えますが、そのストレスがたまると「地下」で爆発するときがあります。 その地下とは、気を許している家族などの身内や身近な人のことです。つい、心の内(本音や本性)がでてキツイ態度をとってしまうことがあるでしょう。それは火の性質から瞬発的なもので、後々長引くことはありません。ストレスをため込まないように心がけましょう。
また、一度決めたこと、興味を持ったことに対して、自分が納得するまで粘り強く考え取り組むことが出来ます。 時間をかけて、自分の中(地中)に多くの知識として蓄積していきます。
情に厚いところがあり、人の面倒を見る、又は直接的に人の役に立つ職業に就くと、才能は大きく開花するでしょう。
⑥己巳年生まれの人の有名人
◆1929年(昭和4年)己巳の年 八白土星
芸術家
草間彌生さん
元NHKアナウンサー
鈴木健二さん
◆1989年(平成元年)己巳の年 二黒土星
俳優
賀来賢人さん、佐藤健さん、溝端淳平さん、千葉雄大さん、柄本時生さん
仲里依紗さん、夏菜さん、祐真キキさん
歌手
尾崎裕哉さん、岩田剛典さん、西野カナさん、テイラー・スウィフトさん
タレント・モデル
桐谷美鈴さん、IMARUさん、新井 恵理那さん、渡辺裕太さん
ユーチューバー
HIKAKINさん
スポーツ選手
錦織圭さん(テニス)、水谷隼さん(卓球)、香川真司さん(サッカー)、菅野 智之さん(野球)、立石諒さん(水泳)、井岡 一翔さん(ボクシング)
声優
花澤 香菜さん
作家
朝井リョウさん など
己巳の日がどういうものかおわかりいただけたでしょうか。
金運・財運が上昇する日、開運日として多く支持されています。
金運・財運アップを願う人は、60日ごとに巡ってくるチャンスを逃さないようにしたいですね!
●その他 暦の解説など
◆暦の解説と2021年開運暦一覧表
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◆2021年恵方参りガイド
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◆2021年土用期間の解説と過ごし方
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◆2021年甲子の日にすると良いこと
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◆2021年夏越しの祓 茅の輪くぐり 人形祓 方法
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◆2021年 陰遁(いんとん)始め・陽遁(ようとん)始め
運気の流れにのる過ごし方
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◆2021年8月8日ライオンズゲートとは 開運アクション
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◆2021年9月9日 重陽の節句で運気アップ!由来 楽しみ方 行事食
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◆2021年12月13日正月事始め
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◆冬至とは2021年12月22日冬至の開運アクション
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◆2022年|開運暦 吉日|一粒万倍日 天赦日 寅の日 巳の日 甲子の日 己巳の日 カレンダー
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